適切な治療のための正しい病理診断を求めて!
外来診療担当表
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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| 午前 | – | – | – | – | – |
| 午後 | 木村 (予約制) |
病理診断科からの
お知らせ
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当科の特色
病理診断科は手術や生検などによって患者さんから摘出された病巣(組織や細胞)がどのような病名のものか、癌などの悪性腫瘍か?良性腫瘍か?炎症か?またはその他の疾患か?等を診断する科です。
提出される組織の種類はすべての科の疾患が対象になり、病気の種類も膨大な数に上ります。
腫瘍であれば、良性か?悪性か?悪性であれば、どの程度悪性か?術前治療が施行されている場合は、治療効果の程度などの診断を行っています。
病理診断では病気の組織を病理医が顕微鏡下で一枚ずつ標本を診て診断しておりますが、近年は多くの免疫染色の補助的な染色方法が必須で、詳細な診断の記載が要求されます。
一人の患者さんの診断をするのに数十枚の標本を作製することも稀でなく、大変な手間と努力が必要な診断法です。
病理診断は治療に直結するので、日本の各種の学会が出している「癌取り扱い規約」や各種の「疾患診断基準」、および世界的に病理診断の基準となっているWHO(世界保健機関)の腫瘍分類に基づいて、世界標準の病理診断を行っております。
病理診断を行う医師を病理医と呼びますが、病理医は従来から医師のための医師「Doctors for Doctors」と呼ばれており、一般の方が病理医というものの存在を殆ど知らないのは日本の医療の特徴といってもよい程です。
読売新聞の報道(2026.6.29)によると、がん対策基本法が成立して20年目の本年でも、がん医療を提供するうえで不足する人材は全国都道府県のがん拠点病院に対するアンケートでは、85%の病院が薬物治療の知識と技能を持つ「腫瘍内科医」を挙げ、次に76%の病院が病理医を挙げたとあります。
したがって、病理医は慢性的に不足しており、病院に病理診断科が存在するかどうかは病院の医療レベルを客観的に判断する基準の一つにもなっております。
病理診断科は病名を付ける他に病気の原因や予後に関する事柄を解明する科ですので、病院においても臨床医と病理医による臨床病理検討会や剖検カンファレンス(CPC)は必須のものです。
病理診断科においては臨床診断と研究は一体化しており、臨床的に興味深い症例を学会や医学雑誌に発表するには、病理学的にも十分に検討することが必要であり、当院で発表された多くの症例研究にも病理学的な検討が貢献しております。
また、当院の病理部長の木村は国内外の褐色細胞腫・パラガングリオーマの研究班員を務め、また、WHO腫瘍分類第3版(2003年)、第4版(2017年)、第5版(2022年)の内分泌腫瘍、頭頚部腫瘍、小児腫瘍の項の執筆と編集を依頼されました。
そのことにより、国内の大学病院や大病院などを含めて、広範な医療機関からのコンサルテーションの依頼も数多くあります。
取り扱っている主な検体
院内の全ての科の生検組織、手術標本、細胞診標本で、消化菅(食道、胃、小腸、大腸、直腸)、消化器(肝、胆嚢、胆管、膵)、呼吸器(肺、胸膜、気管)、乳腺、内分泌器官(甲状腺、消化管や膵等の内分泌腫瘍)、縦隔(胸腺)、心、血管、泌尿器(前立腺、腎)、口腔(舌、唾液腺、歯牙、歯肉)、リンパ節、皮膚や皮下等の軟部組織の腫瘍や炎症、その他のあらゆる疾患。
専門外来
病理診断外来
病理診断外来では、ご自身の病気についてより深く理解していただくために、病理標本(顕微鏡で観察する組織や細胞)を一緒に見ながら、病理専門医がわかりやすく説明します。
診断内容や病気についての疑問・不安などにもお答えし、患者さんが病気を正しく理解し、納得して治療に取り組めるようサポートします。
お申し込み方法
- 当院で診療を受けられている方
- 通常の保険診療で受診できます。
受診をご希望の方は、担当の主治医へ「病理診断外来を希望します」とお申し出ください。 - 当院以外で診療を受けられている方
- 病理診断外来はセカンドオピニオンとして受診できます。
病理専門医が病理診断について詳しくご説明し、その内容を主治医へ報告します。今後の治療方針の参考としてご活用いただけます。 - 費用
-
- 1時間まで
- 10,500円
- 以後30分ごと
- 5,250円追加
お申し込みは、当院地域医療連携室へご連絡ください。
ご提出いただくもの
予約日の1週間前までに、以下の書類等をご提出ください。
- 病理標本
- 病理診断書
- 主治医からの紹介状
受診までの流れ
- 地域医療連携室へ電話でお申し込みください。
- 申込書を郵送しますので、ご記入のうえ返送してください。
- 日程を調整し、「予約のお知らせ」をお送りします。
- 病理標本などの必要資料を、予約日の1週間前までにご提出ください。
- 受診当日は、新患受付で「病理診断外来を予約しています」とお伝えください。スタッフが外来へご案内します。
お申し込み・お問い合わせ
- お問い合わせ窓口
- 地域医療連携室
- TEL
- 0138-51-6281
医師紹介
病理診断科部長
FIELD
専門分野- 病理診断
- 内分泌腫瘍(副腎腫瘍、神経内分泌腫瘍)
- 乳がん
- 肺がん・中皮種
- 細胞診
CREDENTIALS
専門医・資格等- 医学博士
- 死体解剖資格認定証明書登録
- 日本病理学会病理専門医研修指導医
- 日本臨床細胞学会細胞診専門医
- 国際細胞学会 fellowship (FIAC)
ACADEMIC MEMBERSHIPS
所属学会- 日本病理学会
- 日本臨床細胞学会
- 日本内分泌学会
- 日本内分泌病理学会
- 日本肺癌学会
CAREER
経歴- 1970年3月 東北大学 卒業
- 1978年 東北大学大学院 卒業
- 1978年~1981年 国立仙台病院研究検査科病理厚生技官
- 1981年~1986年 東北大学医学部第2病理学講座助手(助教)
- 1981年~1983年 米国マイアミ大学病理学教室留学
- 1986年~1993年 東北大学医学部第2病理学講座講師
- 1993年~1998年 東北大学医学部第2病理学講座助教授(准教授)
- 1999年~2007年 労働者健康福祉機構 東北労災病院検査科部長
- 2007年~2013年 国立病院機構函館病院臨床検査科長
- 2014年~2025年 国立病院機構函館病院主任研究員+病理診断科部長
- 2026年 国立病院機構函館医療センター 病理診断科部長 現職
診療援助医師
- 鬼島 宏 弘前大学病理学教授(2016~現在)
- 吉澤 忠治 弘前大学准教授 (2016~現在)
- 後藤 慎太郎 弘前大学助教 (2016~現在)
- 明本 由衣 弘前大学助教 (2020~現在)
医療関係者
の皆様へ
褐色細胞腫やパラガングリオーマは希少疾患ですが、その病理診断などをご希望の方は当院の木村病理部長宛にご相談ください。
コンサルテーションをお受けしております。
- お問い合わせ
- 0138-51-6281(代表)
